美容室経営者と共に・・・

社長が売上(戦略)に集中できる環境を作ることで中小企業の発展に貢献します。

小規模企業白書その1

この記事では、中小企業庁の発表する中小企業白書と小規模企業白書の内容について書いてみたいと思います。




『第 2 章小規模事業者の活動実態と取組』というところから

 

経営計画の作成について見ていきたいと思います。

 

今回見ていく統計は

第1-2-33図 経営計画(事業計画や収支計画など)の作成の有無

第1-2-34図 経営計画の作成の有無(個人事業者、法人別)

第1-2-36図 経営計画を作成した背景・動機(複数回答)

です。

ではそれぞれ見ていきましょう。

 

まず、

第1-2-33図 経営計画(事業計画や収支計画など)の作成の有無

です。

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作成したことのある経営者は

53%

だいたい半分くらいで

まだまだ小規模事業の範疇にある経営者で経営計画を作ったことある方はまだまだ少ないようです。

 

次に

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個人事業、法人格取得済で分けた場合

個人事業主で約44%

私のようなフリーランスに近い人間も含めての数字ですので

作られることは少ないネット関連、デザイン関連の職人さんも含んでの数字ですので

 

個人事業者という括りでは思ったより多いという印象です。

 

で、なぜ経営計画を作ったかという理由についての数字は

(第1-2-36図 経営計画を作成した背景・動機)

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第1位 補助金申請で必要となったから

第2位 業績を向上させたいから

第3位 経営状態を正しく知りたかったから

と続き



・やはり補助金申請のためという実利的(直接キャッシュにプラスになる)な理由のために作成を始めたという事業所が多い

・本来の目的である業績を向上させるためという理由も僅差で2番目の理由になっている。

・「経営状態を正しく知りたかった」という理由と「自社の強みや弱みを知りたいから」という理由も「現状把握のため」とまとめれるのでそうすると、今会社はどうゆう状態かということを知りたいという動機が最も多い。

 

という印象です。

 

私が思うには

まず、最初の動機はたとえ補助金等のためであっても

その後活かしていけるものであれば

どんどん作るべきかと思います。

 

まず、作り始めるということは大切かと思います。

実際、補助金ということで専門家の方に依頼されるとは思いますが

そこで出来た経営計画書を「どう使うか」

ここにかかってきます。

 

なんでもそうですが最初はわからずとも

続けることで見えてくることはたくさんあります。

なんのために作るのかさえはっきりしていれば

必ず経営計画書は 使いこなせるようになるので

作り続けて自分流、自社流の作り方を

見いだしていってください。