美容室経営者と共に・・・

社長が売上(戦略)に集中できる環境を作ることで中小企業の発展に貢献します。

なぜ給料は少ないのか!

なぜ給料は少ないのか

「自分の価値を認めてくれていないから?」「業界自体の水準が低いから?」
この答えある意味正解である意味ハズレです。

なんでかというと
自分の存在に対しての売り上げが足りないからです
会社というのは倒産してはいけません、雇用を守る責任があるからです。
また、多くの会社は売り上げを上げ続け前年を上回る業績を上げなければ存続もままなりません
そのためには売り上げを上げ、利益を残し、それを次の投資に回すというサイクルが欠かせません
そのためには何よりも「利益」
これが必要です。

自分の存在に対して会社の利益はどれくらい残せているのか。
ここでいう存在とは自分の給料に対してです。

そこで簡単な目安(あくまでも目安)を示したいと思います。
そんな時に便利なのが「業界平均の人件費率」でそこから利益を残すために必要な売り上げを追加して計算します。


例えば美容業
平均の人件費率が48.1%です。
それに対して利益が4.6%

こんな利益じゃ来年の採用活動、
一年生が売り上げに貢献できるまでの人件費には足りません。
新店舗の出店なんでだいぶ先になってしまいます。

そこで税金で持っていかれる分も含めて10%と言いたいところですが
8%にすると

8%(必要利益率)ー4.6%(平均利益率)で3.4%

48.1%(業界平均人件費)ー3.4%

44.7%です。

そこで欲しい給与額が25万円なら

25万÷44.7%で最低56万円”必要です。

さらに現場だけでなく事務処理とか現場の皆さんの世話をしてくれる人がいるならその人の分
が必要になります。(ここ忘れがちです!:自分がそっちの人間だったので…)

そうやって自分がいることでどれだけ売り上げが上がるか計算して
必要な売り上げ以上の売り上げを上げることが
上司、社長に声を上げる
必要な条件かと思います。

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