美容室経営者と共に・・・

社長が売上(戦略)に集中できる環境を作ることで中小企業の発展に貢献します。

流行りの経営手法

先日ネットで

あるコラムを見ました。

 

「人が会社をつくる。社員を人間らしく扱っている中小企業2社の8つの取組み」

http://www.lifehacker.jp/2014/10/141027_culture_building.html

とあり

1. すべてを共有する

2. 毎日全員参加のものがある

3. 認めるべき時に認める

4. 社員の交流の場を作る

5. 相談しやすい制度を整える

6. 人となりを知る

7. 社員が会社の目的を決める

8. 社員の特典あり

と8つの項目が挙げられていました。

 

 

情報は共有されるべきですし、

全員が顔を合わせれるならそうするべきですし

承認行為はどんどんすべきでしょう

また、社員同士の交流の場作り、相談のしやすさはもちろんのこと

この会社でどんな仲間と一緒に働いているのか誰に何を伝えればいいのかお互いを知ったほうがいいでしょう。

中でも

1. すべてを共有する

 (自分がどう会社に貢献しているのかわかるように)

3. 認めるべき時に認める

 (自分が何をすることが貢献なのかわかるように)

5. 相談しやすい制度を整える

 (自分がどういった方法をとればいいのかわかるように)

この3つはないと

誰と何をしているのか組織が大きくなればなるほどわからなくなります。

 

ただ気になったのが

 

7. 社員が会社の目的を決める」という項目です。

今時って感じです。最近のトレンドかと思います。

これは私の考えとしては“会社の状態”によりけりだと考えます。

なぜかというと企業のオーナーにしか会社の存在意義であったり、会社の進むべき方向が把握できていない段階というものがあるからです。

もちろん理想としては社員全員が会社の目的を決める段階から自ら参加し自ら決めた目標に向かうことで社員全員がモチベーションも高く各自の業務に集中できるという形があるべき姿なのでしょう

しかし、現実は創業者の「~のために」というものがあって初めてそこに会社が存在しています。

ということは会社の目的の正解を持っているのは創業者のみということです。

なので、この「 社員が会社の目的を決める」という段階まで持っていくのは

各社員に正しく会社の目的が伝わり、理解しているということが絶対的な前提です。

その前提をすっとばしては「全員が一つの目標に向かって行動することで1+1を2以上にする」という組織でないとできないことができません。

なのでこの「 社員が会社の目的を決める」ということは経営者にとってすごい賭けであり

「自分が作ったこの会社」
「自分が連帯保証してるこの会社」

「自分が育ててきたこの会社」

がどこに向かうのかを決めるのをどこまで社員に任せますか

 

本当に会社の目的を社員に伝えていますか、伝わっていますか?

 

任せる前にまずその社長さんの事業に対する思いを伝えてください。

そこから会社の業績につなげる方法があります。